2008-01-01から1年間の記事一覧

アメリカの未曾有の金融危機を受けて、どうするべきか

例によって断り書きから始めるが、私は経済学部の範疇に入る学部を出はしたが、市場原理至上主義を掲げ思想的に偏向しているいわゆる近代経済学などは全く学ぶ気にならず、ひたすらそういう授業を避け続け、ほうほうの体で卒業した口である。よって、経済に…

東京における「比例区は社民党」の意義

言うまでもなく、本ブログは来たるべき総選挙での政権交代を心から熱望しており、当然ながら、民主党を始めとする野党に頑張ってもらいたいと思っている。そして実際、選挙区の選挙では、私自身はまず間違いなく民主党の候補に投票することとなるだろう。 但…

太田ボンクラ農水相の首すら切れない「放り出し男」福田無能首相

国民のためなど何も思わず、ただひたすら自民党の延命のみを考えて内閣を放り出した福田無能首相。その放り出しのツケがいろいろなところで回っていることは既に公知の事実である。例えば、拉致問題に関する北朝鮮との交渉でも、再調査のための委員会立ち上…

やはり出てきた羽生「挑戦者」――第21期竜王戦

本ブログの以前の記事で、羽生は再び7冠全冠制覇を狙っているに相違ないと書いた。どうやら事態はその方向に進展しつつあるようである。9月12日に行なわれた竜王戦挑戦者決定戦3番勝負第3局の結果、果たして羽生が挑戦者となった。また、現在同時並行で…

だからダメな自民党とその支持者――千葉1区の場合

そもそも本ブログは議員の世襲に断然反対の立場であり、そのような事態を即座に否定的に断罪する見方をしているが、そうでない見方の人にとっても、今の自民党のていたらくが相当程度、自民党の政治家の中に世襲議員が増えたことに由来しているという判断は…

民主党長妻議員の活躍に期待する

来たるべき総選挙の際に民主党はどのように自らをアピールするのが良いか。やはり、いくつか目玉が必要で、その1つはやはり厚生労働省関係、特に社会保険庁関係ではないだろうか。 先日の新聞記事で「厚生年金の支給額の算定基礎となる標準報酬月額の改竄」…

民主党と他の野党との共闘に期待する

本ブログでは何よりもまず政権交代の実現を期待しており、そして現状でそう言うことは実質的に、民主党支持を言っているのと同じことになる。この点はもちろん理解して言っているところである。だが、民主党以外の政党の政治家であっても評価に値する政治家…

何はともあれまずは政権交代が必要

福田首相の辞任以来政界談義がかまびすしくなっている。本ブログもその例外ではないが、ただ、本ブログ自体は、言っていることは以前から少しも変わっていない。言いたいことは、表題に書いたとおりである。 なぜこの自明なことを繰り返し言わなければならな…

安倍よりひどい福田の政権放り出し

ということを明らかにしているのが、今日の朝日新聞の1面から2面にかけて書かれている記事である。この種の解説・詳報記事としては珍しく、インターネット上でも見ることができる(リンクはこちら)。クリック数を稼ぐ狙いのためだろう、計5ページの記事…

自民党の起死回生策

自民党総裁選という名の猿芝居は、4匹で打ち止めかと思ったらまだまだ出てきて、枯木も山のにぎわいの観を呈しつつある。ただ、ケツの青い猿どもが出てきた関係でメス猿が舞台から落っこちそうだという話もあるようで、最終的な演者の人数(サル数)は未だ…

今の政治に何を求めるべきか

本ブログでは既に2度、総裁選報道の馬鹿騒ぎに対する警鐘を発してきた。案の定、メディアでは自民党総裁選の動向が詳しく報じられており、この傾向は総裁選終了まで続くだろう。メディアでは新しい話題が絶えず注入されることが不可欠であり、そのような話…

自民党総裁選の馬鹿騒ぎに冷水をぶっかけるにはどうしたら良いか

今のメディアの惨憺たる状況を思うなら、今後展開されるであろう自民党総裁選をめぐるメディアの馬鹿騒ぎに対して警戒するべきなのは当然であり、政府・与党を批判する者はゆめゆめ警戒を怠るべきでない。郵政民営化をめぐる茶番劇にメディアが乗っ取られた2…

総裁選報道で人気回復?――国民を愚弄するな

昨夜の突然の福田首相辞任会見から一夜が明けて、今朝のテレビ番組などでは自民党の政治家が口を揃えて「国民の前で政策を戦わせる総裁選をやらなければならない」と言う。言うまでもなくその心は、それによってメディアを総裁選が独占できれば、自民党の人…

自公政権、いよいよ断末魔の苦しみに入ったか――福田首相、突然の辞任表明

末期的と言うほかに適当な言葉が見当たらない。福田首相、突然の辞任表明である。朝日新聞の速報記事はこちら。 それにしても、安倍晋三といい福田康夫といい、つくづく情けない。責任の取り方というものを知らなさすぎる。世襲坊ちゃん議員ゆえの無責任さだ…

グルジア情勢のインパクト

もとより私はグルジアに関しても国際問題一般に関しても基本的に不案内なので、以下に書くことは単なる一個人の雑記以上のものではない。という自明のことを一応断った上で書くと、今回のグルジアとロシアの武力衝突をめぐる各方面での様々な動きは、今回の…

極めて懸念されるグルジアとロシアの間の武力衝突

かねてからグルジアとロシアの間では、グルジアの西端に位置するアブハジア、及び今回武力衝突の舞台となった南オセチアをめぐって、争いがあったが、極めて懸念すべきことに、このほど争いが武力衝突にまで発展してしまったようである。朝日新聞では記事が…

自民党の政治家よ、「事業仕分け」を今ごろやって喜ぶな

NPO「構想日本」が主体となって、文部省の政策について「事業仕分け」が昨日から行なわれている。昨日と今日の2日間で日程が終了するので、今日あたり、それに関する何かニュースが出てくるかもしれない。 「事業仕分け」とは、私の理解が間違っていなけれ…

「自民党最後の政権」福田政権の内閣改造をめぐって

昨日すなわち8月1日に福田政権が急遽内閣改造を行なった。といっても、そのニュースが新鮮に見えたのは閣僚名簿が発表されるまでであり、ふたを開けてみれば、「新学期の「席替え」程度」(保坂展人議員)という評価が相応な、つまり新味に乏しい内閣改造…

羽生の見事な寄せ――第79期棋聖戦五番勝負第5局

本ブログは将棋の棋士に対しては概して厳しく、とりわけ羽生に対しては特に厳しいことを書いているが、たまには賞賛することもしておきたいと思う。このほど羽生の棋聖位奪還(羽生の場合、どのタイトルでも「奪取」でなく「奪還」と書いておいて間違いない…

社会をましにするために我々にできることとは――すかいらーくをめぐる報道に接して

[社会]と題する記事を書くことが最近増えてきた。政治がどうしようもないていたらくであることもあるが(言うまでもなく、その原因の大半は政府・与党のどうしようもなさに求められる)、それだけでなく、社会の問題がいろいろな形で噴き出しているように…

理念の重要性――権力に近ければ近いほど

ここでは、「メディア問題徹底討論」と題して放送されたマル激トーク・オン・ディマンド 第380回(2008年07月12日)のうちの「Part3 テレビニュースは本当に終わりませんか」の感想を記しておきたい(Part1及び2は長すぎるのでろくに見ていない)。 一言で記…

検証が必要――サミット関連の馬鹿げた警備でいくらかかったか

洞爺湖サミットが9日閉幕したそうだが、そこで何が話し合われ、何が話し合われなかったかといった内容については、他のメディアなりブログなりに任せたいと思う。どのみち大したことは語られていなかっただろう、というのが当方の見立てであるのだが。 それ…

日本人よ、よく考えよ――なぜこのビラ配りがいけないのか?

またもやこういう事件が起こっている。嘆かわしい限りである。朝日新聞の記事を引用することにする。 集合ポストへ議会報告投函 共産市議に住居侵入容疑 2008年7月3日3時0分 東京都国分寺市の共産党市議が、同党市議団発行の「市議会報告」を市内にあるマン…

山崎拓の正論――「安倍前首相の対北朝鮮外交は犬の遠吠え」

言うまでもないが、過去において素行の面で重大な問題があったとされる山崎拓という政治家を、私は応援しているわけでは少しもない。ただ、こと朝日新聞のこの記事が書いている話に関しては、山崎の言っていることは全く正しい。 自民・山崎氏「安倍前首相の…

秋葉原の凶行事件に関する論評について

ここで記しておきたいのは、表題で言及した事件について「若者文化やネット事情に詳しい批評家の東浩紀氏をゲストに迎えて」行なわれた第376回マル激トーク・オン・ディマンドで語られていたことへの感想だが、まず私は東浩紀氏なる人物をほとんど全く知らな…

明らかに日本社会は極めておかしい――10年連続で自殺者が3万人超

こういう見出しは人目を惹くかもしれないが、しかし同時に反感を買うものでもあるだろう。誰もが思うが、誰も考えようとしない(或いは考えたくない)問題、それが今の日本社会のありようという問題或いは問題状況なのではなかろうか。末尾に、見出しに書い…

冬柴国交相がするべきは給与返上ではなく大臣辞職

まず、朝日新聞の記事を引用するところから始めることにする。 11カ月「ただ働き」に 冬柴国交相また給与自主返納へ 2008年6月17日13時18分 国土交通省北海道局長らによる官製談合事件を受け、冬柴国交相は17日の閣議後会見で、監督責任を取り3カ月間、大…

名局と言えない憾みが残る名人戦第6局

現在二冠の羽生(敬称略。以下も同様)が名人戦第6局に勝利して、十九世永世名人の称号を獲得することとなった。が、同局は、(NHKの放送の解説でも言われていたが)88手目に森内が、解説が勧めていた2三銀打ではなく2三歩としたあたりなど(△2三歩と…

また処刑を行なった殺人マシン鳩山邦夫

もはやこの法務大臣改め殺人マシンに付ける薬はない。一刻も早く辞めてほしい。こういう奴が法相を続けているなどとは、全く世界の物笑いでしかないのだが、そのような現実を理解できない福田首相も、ついでにさっさと辞めてもらいたいものである。 本ブログ…

秋葉原での凶行事件について――参考になる見方

リンクを掲げるのみだが、民主党の参議院議員桜井充氏が事件について書いている。リンクはこちら。大変参考になる見方だと思うので、紹介しておきたい。