2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

人間の死生観にまで手を突っ込む与党の暴挙−−臓器移植法改正

今の日本人はどこまで、自らが主権者であり政治を監視するべき存在であるということを忘れほうけているのだろうか。その間に与党はどんどん暴走を続けているというのに。 臓器移植法改正について伝えるこの記事は極めて重大な内容を含んでいる。一部引用して…

教育再生特別委員会での首相・文科相の不埒極まる発言

4月20日の教育再生特別委員会の映像を見たが、答弁における安倍と伊吹の不埒極まる詭弁には必ず触れなければならない。会議録が出るのを待ってこの項を書き改めることにしたい。 追記 以下会議録から引用し、コメントを加えることにする。この委員会の時に…

羽生、わざと負けたか?−−第25回朝日オープン第2局

政治の日程がたてこんでおり、与党が相変わらず暴走を続けているのに、何を将棋にうつつを抜かしているのかという読者がおられるだろうか(そんな人、居やしないか)。しかし、今回の朝日オープン第2局の将棋(棋譜はこちら)はどうにも解せない将棋である…

長崎市長への凶行−−テロに対峙するには

改選を期して選挙戦の最中だった伊藤一長・長崎市長が暴力団構成員によって射殺された(記事はこちら)。断じて許されない凶行である。今世界ではテロばやりだが、本来こういうのこそがテロであり、社会に対する非道な挑戦として受け止められるべきものであ…

いわゆる「無党派層」について

政治学者の山口二郎氏の最新のコラムで、いわゆる「無党派層」をめぐる問題が語られていた。先の都知事選挙でもこの問題がついてまわったこともあるので、ここで少し考えてみたく思う。 第1に、まず真の意味での無党派、すなわち(極端に言えば)前回は政権…

これこそが売国政治家・・・自民党の二階俊博衆議院議員

ネット右翼の馬鹿どもは社民党系の政治家を売国奴呼ばわりすることが多いが、しかし政治をよく眺めるなら、本当の売国奴は政権中枢及び霞ヶ関にいるものだというのが常識だと言ってよい。その一人が、この記事によってその行状を知られることとなった二階俊…

与党の暴政を指摘し続けることの重要性

憲法改正にかかわる法案である国民投票法案をおよそふさわしくない仕方で衆議院通過へと導いた与党の暴政を、今はとにかく指摘し続けることが重要だと考える。メディアは国民投票法案が衆議院を通過する今ごろになってようやく記事を載せだしたが、実に遅す…

議会制民主主義を無視して暴走し続ける与党に対抗するには

有権者全体のたった2割の賛成でも国の最高法規をいじれてしまう(「たった2割」とは、仮に投票率40%弱で、改正案がぎりぎり過半数を獲得したというような場合の数字・・・しかし、十分ありうるケースだろう)という欠陥国民投票法案が、衆議院を通過して…

郷田九段、三強に食い込むか−−将棋第65期名人戦七番勝負第1局

名人戦7番勝負の第1局は郷田九段の勝利に終わった。棋譜はこの記事とこの記事から見ることができる。 なかなか見ごたえのある将棋だった。特に序盤から中盤にかけてが、である。 その一例がこちら。 確かに、「後手が△6五歩と突けば、先手は▲5三角成と銀…

自民党と公明党は、いかに議会制民主主義を侮辱する政党であることか

自民党が公明党と謀って、明日(4月12日)にも国民投票法案の与党案の強行採決を行なうことを画策しているらしい。あまりの怒りに言葉もないが、しかしそれでも、怒りを言葉で表現する他ない。 たぶん与党の連中は、民主主義の根本原理は多数決だなどという…

まやかしの勝利−−しかし、確かに変化の芽も

石原慎太郎 2811486 浅野史郎 1693323 吉田万三 629549 (以下略) 有権者 10238704人 投票率 54.35% 都知事選の結果である。残念ながら、まやかしが勝利した。しかし、負け惜しみではないが、確かに変化の芽も見られる、そういう投票結果だったと言ってよ…

投票の前に−−石原都知事の発言録

本ブログでも石原慎太郎都知事の発言録をまとめてみた。都知事選の判断材料として、ぜひこちらのページをご参照あれ。

都知事選関連−−これまでの記事のまとめ

これまでの記事へのリンクをつけておくことにする。 浅野史郎氏の講演録はこちら。 石原都知事がこれまで交際費でいかに楽しくお食事をしてきたかについてはこちら。これに関してはこちらの文書も参照。 石原慎太郎が政治家の名に値するかどうか、石原慎太郎…

都知事選 選挙戦終了

今日4月7日は都知事選の選挙戦最終日。浅野候補の演説を3箇所で耳にすることとなった。 それにしても、浅野史郎氏の元気の良さは驚嘆に値する。最終目的地である新宿では、菅民主党代表代行などは、ノドをからしてガラガラ声で応援演説をやっていたが(も…

浅野候補の講演録

都知事選も押し詰まってきたが、候補の一人浅野史郎氏が4月3日に都内某所で行なった講演の記録が手に入った。選挙期間中は、逆にインターネット上での発信が制限されるなど、むしろ候補者に関する情報が選挙前よりも得にくくなっている。その意味では、貴…

都知事選−−「日本の、世界の首都」東京を代表する人物としての都知事

最初に一つ紹介を。このリンクをクリックすると浅野候補関係の選挙演説が見られる。浅野候補自身の演説についてはここではあえてコメントするまい。が、応援に来ていた中で、菅直人民主党代表代行が実に的確なことを言っていた。ここに採録しておくことにす…

都知事選いろいろ

選挙戦もそろそろ終盤戦にさしかかってきたようで、気の早い人々(というわけでもないか)はもう投票を済ませているようだ。そういう人々にインタビューしたこういう記事を目にした。以下、その記事の引用に、誰に投票したかに関する私のやじ馬的勝手読み(…

都知事選のもう一つの問題−−都議会

都知事選もそろそろ終盤戦にさしかかってきた。これまでに書いたことのうち重要な点を要約的に再度取り上げることもしていかなければと思っているが、それはともかく、今回は都政を考える上で重要なもう1つの点を取り上げなければならない。それは、都議会…

都知事選情勢調査について

論評の前に一言。政治に関心が少しでもある人は、どういう候補を支持するのでも、或いは支持すべき候補が全然いなくとも、必ず投票に行くべきだし、行ってほしいものである。支持すべき候補が全然いない場合には、するべきは白票を投じることであり、棄権は…