2008-01-01から1年間の記事一覧

改めて、来たるべき政権交代の形はどういうものであるべきか

経済関係で私がよく見るものの一つに、元日銀金融研究所所長の鈴木淑夫氏のサイトがあるが、そこでの情報によると、最近YouTubeに鈴木氏と、民主党のご意見番的な学者である五十嵐敬喜氏との対談がupされたようである。このリンクから見るとわかりやすいだろ…

中国の空母建造には抗議をすべき

中国が国産空母を建造するという話は数日前からニュースになっていたが、どうやらそれが本格的に着手ということになるようである。末尾に朝日新聞の記事を掲げておくことにする。私は、軍事問題については全くの素人だが、しかしこのニュースについては一言…

再度言う、アメリカの新政権誕生に合わせて日本も新政権を

同じことを繰り返し書くのはいかにも芸がないが、しかし事は芸の問題ではないので、改めて書いておきたい。アメリカの新政権誕生に合わせて日本も新政権を樹立することが極めて重要である。首相の麻生太郎が魯鈍であり首相としての適格性をあまりにも欠いて…

自民党の救い難い鈍感さ――「雇用関連政策の司令塔」、何と初会合

表題の件を伝える朝日新聞の記事を見て自分の目を疑ったのは私だけだろうか。引用しておくと、 自民・生活防衛緊急対策本部が初会合 2008年12月24日23時30分 自民党は24日、雇用関連政策の司令塔となる「生活防衛緊急対策本部」の初会合を開いた。本部長の…

現下の大不況を乗り切るにはワークシェアリング――まずは公的部門から

経済について書く場合、本ブログの書き出しはいつも同様である。すなわち、私は経済に関するド素人だと言ってよいが、しかしそのド素人であっても、書きたいこと、書かなければならないと思うこともあるのである。 先日の記事で、政府が出した遅すぎ、ピント…

お粗末な将棋に負けた「ひょろ弱名人」羽生

竜王戦は第6局もつまらない将棋だったが、第7局はこれに輪をかけてつまらない将棋、というよりむしろ、お粗末な将棋だったと断じてよい。何だあれは、である。例えば81手目、解説にもあるように、2二銀、同銀、同歩成、同玉、2三銀とやれば、この将棋は…

遅すぎ、ピントはずれの「生活防衛のための緊急対策」

経済について書く場合、本ブログの書き出しはいつも同様である。すなわち、私は経済に関するド素人だと言ってよいが、しかしそのド素人であっても、書きたいこと、書かなければならないと思うこともあるのである。 今日の夕方、テレビのニュースが変わってお…

2度にわたってみっともない負け方をした羽生「名人」

竜王戦第6局が終了。終わってみれば、第5局に続いて羽生名人の一方的な負け将棋だった。 第6局のポイントはやはり封じ手近辺の指し手にあっただろうと思われる。というのも、2日目に入ってからの局面はほとんど一直線の将棋、すなわち変化の余地がほとん…

麻生政権のでたらめを許すな――金融機能強化法案をめぐって

先日「麻生政権はもうダメ。民主党は自民党に手を突っ込んででも解散を促すべき」という題で書いたが、今朝の朝日新聞を見ると、既にそれに類する動きは政治家の間で進行中だとのこと。自民党の議員から17人以上離反者が出れば、与党の議席数が全体の3分の…

ひどいのは麻生首相だけではない――「財界総理」は即刻退陣せよ(追記あり)

今では経団連会長を「財界総理」とは呼ばないようなので、今回の記事の見出しはやや不適切かもしれないが、あえて、政治の総理大臣と「経済界の総理」の両方がろくでもない輩であることを強調するために、こういう見出しとした次第である。 とにかく、言うま…

麻生政権はもうダメ。民主党は自民党に手を突っ込んででも解散を促すべき

5日(金)の予算委員会の様子をビデオで見たが(リンクは民主党の質疑開始のところにつけた)、ほとほと麻生首相はどうしようもないと思わせられた。今の経済情勢(特に雇用情勢)がどれほど危機的かということを全く理解していない。政治の無策ゆえに、こ…

実にふざけている厚労省の役人/麻生政権の存続=政治空白の継続

今日は2つのことについて書くことにする。1つ目は朝日新聞の次の記事についてである。 「私のしごと館」2010年に廃止 厚労省 2008年12月1日13時29分 厚生労働省は1日、独立行政法人「雇用・能力開発機構」が管理する職業体験施設「私のしごと館」(京…

麻生政権の大失態――田母神航空幕僚長を「退職」させたこと

政治に限らず何事においても、筋を通すことが極めて重要だということを改めて思わせられる。とりわけ、田母神前航空幕僚長をめぐる表題の件についてそう思うことしきりである。毎日新聞の次の記事を見てそういう感を深くしたのだが、 防衛省:田母神氏講演に…

MD計画は直ちに中止せよ

まず朝日新聞の記事の引用から始める。 2度目のMD実験、迎撃には失敗 海自イージス艦 2008年11月20日16時26分 防衛省は20日、弾道ミサイル防衛(BMD)の海上配備型迎撃ミサイルSM3を搭載した海上自衛隊のイージス艦「ちょうかい」が、米ハワイ沖…

望まれるのは、テロリストに対する厳罰と、政策的失敗に対する公務員の責任の明確化

元厚生省幹部官僚に対する凶行事件が続けて2件起きた。記事は末尾に引用しておくが、同一犯の可能性もあるのだろうか、警察は二つの事件の関連について調べているという。そもそも、官僚の住所の名簿などというものがどこで手に入るのか知らないので、関係…

政府の金は国内の景気対策に使え

経済について書く場合、本ブログの書き出しはいつも同様である。すなわち、私は経済に関するド素人だと言ってよいが、しかしそのド素人であっても、書きたいこと、書かなければならないと思うこともあるのである。 国の恥である麻生太郎首相が、今回のG20金…

トヨタ奥田氏の極めて嘘くさい厚労省擁護

表題の話は、朝日新聞の記事に出ていたものだが、見過ごしにできないと思われるので、まず引用から始めたい。 トヨタ奥田氏「厚労省たたきは異常。マスコミに報復も」 2008年11月12日21時7分 トヨタ自動車の奥田碩相談役は12日、首相官邸で開かれた「厚生…

政治家の品定めをする最良の方法は、生の声を聞くこと

朝日新聞のWebサイトで注目すべき記事が掲載され始めた。――と書くと、同社の回し者のように思われるかもしれないが、もちろんそうではない。 率直に言うと、私は首相のぶら下がり会見なるものが嫌いだった。最低の政治屋である小泉純一郎があれを使って人気…

漢字すら読めない者がどうして首相に適任か?

これは既に広く知られている話であり、本ブログでも既に10月19日づけの記事で触れているが、このほど朝日新聞の次の記事が出たこともあり、改めて言及しておいてよいと思われる。まずその新聞記事を引用しておく。 「村山談話をフシュウ?」、首相誤読 議事…

アメリカの新政権誕生に合わせて日本も新政権を

今回の記事については別に何か特ダネがあるわけではない(そもそも、本ブログの記事には特ダネなどほとんどないが)。しかしながら、表題に書いたことは、今の日本の政治を考える上で極めて重要な点だと言ってよいのではないかと私は考える。 なぜかと言えば…

これからこそが大変なアメリカ――オバマ氏の次期大統領当選を受けて

大方の予想どおり、民主党のオバマ候補が次期大統領に当選した。その当選の歓喜から一夜明けてだが(これを書いている現在は11月6日)、既にいろいろな人が書き始めているのと同様、私も、アメリカはこれからこそが大変であるということを強調しておきたく…

目を覆うばかりの航空自衛隊の知的レベル

数日来問題になっている航空幕僚長の駄論文をめぐる話題の一つだが、まず朝日新聞の記事の引用から始めることにする。 前空幕長投稿の懸賞、空自78人も論文 総数の3分の1 2008年11月6日11時14分 航空自衛隊の田母神俊雄・前幕僚長(60)=3日付で定年…

或る政治家の死に寄せて、政治雑感

少し前のことになるが、共産党副委員長だった上田耕一郎氏が亡くなった。まず朝日新聞の訃報記事を掲げておく。 元共産党副委員長の上田耕一郎氏死去 2008年10月30日20時0分 ロッキード事件やリクルート事件、外交・防衛問題の追及などで活躍し、論客として…

今の政府に農政は任せられない

数日前に赤旗に出た記事だが、これは全国民が知るべき重大ニュースである。 「事故米 「極力主食用に」-農水省が通知していた-売却方法も定める-紙議員入手」 残留農薬やカビなどが混入した(輸入)汚染米転売問題で、農水省が「事故米穀」(汚染米)を「主…

BIS規制の廃止という方法

経済について書く場合、本ブログの書き出しはいつも同様である。すなわち、私は経済に関するド素人だと言ってよいが、しかしそのド素人であっても、書きたいこと、書かなければならないと思うこともあるのである。 株価の日経平均とやらが近年にない低水準を…

次期米大統領はオバマで決まり――そして日本は自主独立の政治、独自外交を進めるべき

つい先日「当方は予想屋ではない」と書いたばかりなので、こういうことを書くのは明らかに矛盾しているが、まあ論理矛盾というような話ではないので、この程度は許すことにする。ともあれ、次期米大統領はオバマで決まりである。すべからくアメリカ人はオバ…

日本の外交の完全な失敗――アメリカ、北朝鮮のテロ支援国家指定を解除

既に日が経っているニュースだが、その重要性に鑑み、本ブログでも一言しておきたい。アメリカが北朝鮮に対して圧力をかけてくれることを期待して、つまり他力本願で、組み立てられていた日本の対北朝鮮外交が、完全に失敗したことを今回の出来事(指定解除…

金融市場には透明なルールに基づく規制の大幅強化が不可欠

経済問題について書き出す場合には、本ブログの書き出しはいつも同じである。すなわち、以下に書くことがたとえ暴論だとしても、それをあえて言わなければならない時もある。 日本時間の土曜日早朝(アメリカでは金曜日午後)、世界が注目する中でG7の会合…

現下の経済情勢に対する日本政府の誤った対応、早まった反応は極めて疑問だ

経済について書く場合には、無駄だとわかっていても一々弁解から始めたくなる。弁解とはすなわち、筆者たる私は経済のド素人であり、以下に書くことはそのようなド素人の単なる暴論でしかない、ということである。しかし、暴論或いは無知な議論だと自覚して…

あまりにもひどい麻生内閣の答弁

政治に少しでも真摯な関心を持っているつもりの人は、すべからく国会中継それ自体を見るべきである。メディアのニュースだけを見てわかったような気になることは全く間違いである。審議中継のノーカットのビデオを衆議院や参議院のWebサイト上で見ることがで…