2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

自民党中川幹事長の不見識、その他

自民党で不見識を誇る中川という人間は、政調会長職だけでなく幹事長職にもいるらしい。次の記事 「中川氏、郵政反対組に「踏み絵しっかり踏んでもらう」」 http://www.asahi.com/politics/update/1029/003.html を目にして改めて思ったことだが、中川秀直曰…

イランの核利用をめぐる問題

ここ2週間ほどにおける政治上の最も大きな話題は北朝鮮の核実験疑惑だったが、考えてみれば本ブログではこれまでとりあげてこなかった。他意はなく、単に興味がそちらへ向かなかったからにすぎないが、なぜかといえば、そもそも本当に北朝鮮が核実験を行な…

いつから朝日新聞は安倍の幇間になったのか

「衆院補選 まずは合格点の安倍首相」 http://www.asahi.com/paper/editorial20061023.html#syasetu1 とあるが、いつから朝日新聞は安倍の幇間になったのだろうか。まあ、選挙の結果を採点してやったとでも言いたいのかもしれないが、今回の補選で書くべきこ…

 中川自民党政調会長は更迭されなければならない

日本人は政治家が言を左右することに対してあまりにも寛容すぎる。それは「寛容」などという言葉で評するべきではなく、むしろ「無責任」という言葉で評されるべきだろう。政治家の無責任な言動を許容することは、彼らが主権者の代理人として行動している以…

オウム真理教という宗教

「ビデオニュース・ドットコムを見るようになって1年ほど経つが、これまでのところ概ね、番組の内容は良い意味で刺激的・思考誘発的なものだったように思われる。オウム真理教を扱った今回の番組もそうだった」−−と書こうと思い、神保氏のブログへのコメン…

今期の囲碁名人戦の面白さ

http://www.asahi.com/igo/ などと言っても、ヘボ碁打ちにどれほど鑑賞できているかはわからないが、それにしても今期の囲碁名人戦は全局どれも面白く、見ごたえがある。ヘボ碁打ちとして言うなら、本来の実力から言えば明らかに張名人の方が一枚上で、その…

安倍首相のあまりにも軽い信念と、首相の変節を喜ぶ軽薄なメディア

先週の国会での予算委員会審議で、先の大戦での日本の戦争の侵略的性格を認め謝罪した「村山首相談話」と、従軍慰安婦問題に関する「河野官房長官談話」とを受け入れ、さらに今回の訪中では自らの「政経分離」論を引っ込め、むしろ中国が主張する「政経両輪…

脳死と臓器移植−−要するに、人間の材料化、ということ

脳死をそのまま人の死とする 「臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案」(第164回国会提出、議案番号14。いわゆる臓器移植法改正A案) と、 「本人の提供の意思を大前提とする現行法の考え方を基本として、その意思表示を行える年齢を15歳から1…

アザデガン油田開発の失敗の意味すること

「イラン・アザデガン油田開発:日本側権益10%に 「イランに65%譲渡」で合意」 http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kaigai/news/20061007ddm003030033000c.html 「アザデガン油田で日本、開発主導権手放す 権益10%に」 http://www.asahi.com/bus…

選挙区定数判決の根本的な問題

10月4日に出された、選挙区定数格差が合憲か違憲かという問題に関する最高裁大法廷判決についてだが、 「参院選:「1票の格差」5.13倍は合憲 最高裁」 http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061004k0000e010103000c.html 今回の判決ぐら…

「護憲」「改憲」論議を超えるための方法

9月30日づけの日録で「なぜ「ナショナリズム」に対して警戒的でなければならないか」と題して、ナショナリズムを顕揚する思考様式(ないしはむしろ、そこに見られる思考停止)の危険さについて述べ、より具体的に何が重要な価値なのかという点にこそ注目す…