2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

取り調べの全面可視化――警察・検察は市民の良識を信頼して踏み出すべき

毎日新聞の特集記事(末尾に引用する)に触発されて書いているわけだが、結論は表題に書いたとおりである。警察・検察は全面可視化へと踏み出すべきである。 警察・検察が全面可視化に対して消極的な理由として、記事では次のようなことが言われている。 複…

臓器移植法案、衆院で可決――拙速な採決を断然批判する

既に数日前の出来事だが、本ブログでも何度か取り上げた重大問題ゆえ、一言だけ書いておきたい。今回、大変残念なことに(と言っておきたい)、脳死臓器移植を大いに促進しようといういわゆるA案、すなわち「脳死を人の死とする」法案が衆議院で可決された…

イラン情勢の行方

などと書いても、別に当方に特別な情報源があるわけではない。ただ、今回の大統領選と、それに伴って起こっている騒ぎとを見て思うことを記しておきたいだけである。 その思うこととは、要するに、今イランは宗教者を最高指導者とする政治体制をとっているが…

やっぱりとことんだめな麻生太郎――筋の通らない、鳩山総務相の事実上更迭

もともと麻生太郎などに何らの期待を持っているわけでもない私だが、しかしこれほどだめな奴だとは思わなかった。今回の鳩山邦夫総務相の更迭はどう考えても筋が通らない。 過去記事で保坂展人議員のトークライブの内容を紹介した際に触れたことだが、日本郵…

警察・検察は無謬でない――だからこそ求められる説明責任

既に周知に属することだろうが、冤罪事件で無実の受刑者が釈放されることが決まったようなので、ここに記して記憶にとどめることにする。まずは朝日新聞の記事の引用から。 足利事件・菅家受刑者釈放へ 検察、再鑑定受け入れ方針 2009年6月4日10時33分 (写…

第67期名人戦第5局――今度は名人のジリ貧負け

名人戦に関する前回の書き込みでは私は羽生のことを将棋界の「第一人者」と呼んで書いたが、そのような評価は早晩改めなければならなくなるかもしれない。今回の名人戦第5局で羽生は実にみっともない、プロしかも名人として最もやってはならないジリ貧負け…