太田ボンクラ農水相の首すら切れない「放り出し男」福田無能首相


 国民のためなど何も思わず、ただひたすら自民党の延命のみを考えて内閣を放り出した福田無能首相。その放り出しのツケがいろいろなところで回っていることは既に公知の事実である。例えば、拉致問題に関する北朝鮮との交渉でも、再調査のための委員会立ち上げが、日本の政治情勢を見極めるとの理由によって北朝鮮側によって一方的に延期され、これに対して日本側は何ら有効な対応ができずにいる。また、とりわけ今話題になっている事故米の問題との関連で、太田農水相が「問題の米は人体には無害だ、じたばたしていない」などという暴言を吐いているが(例えば朝日新聞の「汚染米「人体に影響ないのでじたばた騒がぬ」太田農水相」という記事を参照)、当然即座にずたずたに切るべきこの大馬鹿者の首を、ボクチャン福田康夫はどうすることもできない。なぜか。今さら解任したところで、後に誰かを任命するわけにもいかず、さりとて、面倒くさいので、自分が農水相を兼任する気にもなれず、さらには、太田を解任する勇気すらない、というのも、自分が「わくわくしたものにしてほしい」と言った当の総裁選を、太田の解任によって自ら盛り下げることになり、さらに太田及びその仲間の恨みを買うことがいやだろうからである。


 こんな文章を書いても仕方ないが、しかし、今の政府を見ていると、少なくともこの程度には政治家を批判したくなる。本当にどうしようもない、直ちに政治家を廃業してもらいたい連中が今の政府・与党には多すぎる。


 それにしても、本当に日本の政治の現状は憂うべきものである。というのも、アメリカの証券大手リーマン・ブラザーズの破綻が今や秒読みであり、そのアメリカ発の国際的な金融不況(恐慌?)が今にも起こりそうな情勢なのだから。「時季外れの夏祭り」(とは、自民党総裁選を皮肉った新党日本田中康夫代表の言葉――同じ「康夫」でも大違いである)の馬鹿騒ぎは本来即刻中止にすべき時である。


追記
 と書いたが早いが、「リーマン・ブラザーズ破綻、破産法申請」との報道が飛び込んできた。しかも、これが一連の金融不安の終わりでは全くないようである。