自公政権、いよいよ断末魔の苦しみに入ったか――福田首相、突然の辞任表明

　末期的と言うほかに適当な言葉が見当たらない。福田首相、突然の辞任表明である。朝日新聞の速報記事はこちら。

　それにしても、安倍晋三といい福田康夫といい、つくづく情けない。責任の取り方というものを知らなさすぎる。世襲坊ちゃん議員ゆえの無責任さだろうが、そうだとしても、なぜよりによって自民党はそういう輩を二人続けて首相の座につけたのだろうか。その世襲坊ちゃん三人目という話がメディアでは流れ始めているが、無論全く論外である。

　福田については、私の記憶違いでなければ、確か小泉政権時代の官房長官職も突然投げ出して辞めている。つまり前科者である。もちろん、官房長官と首相とでは重みはまるで違うのだが、いずれにせよ、ここまで無責任に職場放棄をする輩には、政治家自体の職も放棄してもらうのが至当である。言うまでもなく、安倍も政治家を辞めるべきであり、そのことは本ブログの過去記事でも既に述べているところである。

　当然言うべきことだと思うが、断じて、自公政権はこれ以上首相職のたらい回しをしてはならない。誰が次の首相になろうとも、するべきことはただ一つ、次の国会（臨時国会か、はたまた臨時国会をキャンセルして――ということはないだろうが――通常国会か）の冒頭で衆議院を解散することである。首相になろうとする者はすべからく、自らの政権の存否を問うべく国民の審判を仰がなければならない。当然のことである。

　そして当然ながら、このていたらくの今の自公政権は、次の総選挙で少なくともいったん、野に下っていただかなければならない。