政治

実にふざけている厚労省の役人/麻生政権の存続=政治空白の継続

今日は2つのことについて書くことにする。1つ目は朝日新聞の次の記事についてである。 「私のしごと館」2010年に廃止 厚労省 2008年12月1日13時29分 厚生労働省は1日、独立行政法人「雇用・能力開発機構」が管理する職業体験施設「私のしごと館」(京…

麻生政権の大失態――田母神航空幕僚長を「退職」させたこと

政治に限らず何事においても、筋を通すことが極めて重要だということを改めて思わせられる。とりわけ、田母神前航空幕僚長をめぐる表題の件についてそう思うことしきりである。毎日新聞の次の記事を見てそういう感を深くしたのだが、 防衛省:田母神氏講演に…

MD計画は直ちに中止せよ

まず朝日新聞の記事の引用から始める。 2度目のMD実験、迎撃には失敗 海自イージス艦 2008年11月20日16時26分 防衛省は20日、弾道ミサイル防衛(BMD)の海上配備型迎撃ミサイルSM3を搭載した海上自衛隊のイージス艦「ちょうかい」が、米ハワイ沖…

望まれるのは、テロリストに対する厳罰と、政策的失敗に対する公務員の責任の明確化

元厚生省幹部官僚に対する凶行事件が続けて2件起きた。記事は末尾に引用しておくが、同一犯の可能性もあるのだろうか、警察は二つの事件の関連について調べているという。そもそも、官僚の住所の名簿などというものがどこで手に入るのか知らないので、関係…

トヨタ奥田氏の極めて嘘くさい厚労省擁護

表題の話は、朝日新聞の記事に出ていたものだが、見過ごしにできないと思われるので、まず引用から始めたい。 トヨタ奥田氏「厚労省たたきは異常。マスコミに報復も」 2008年11月12日21時7分 トヨタ自動車の奥田碩相談役は12日、首相官邸で開かれた「厚生…

政治家の品定めをする最良の方法は、生の声を聞くこと

朝日新聞のWebサイトで注目すべき記事が掲載され始めた。――と書くと、同社の回し者のように思われるかもしれないが、もちろんそうではない。 率直に言うと、私は首相のぶら下がり会見なるものが嫌いだった。最低の政治屋である小泉純一郎があれを使って人気…

漢字すら読めない者がどうして首相に適任か?

これは既に広く知られている話であり、本ブログでも既に10月19日づけの記事で触れているが、このほど朝日新聞の次の記事が出たこともあり、改めて言及しておいてよいと思われる。まずその新聞記事を引用しておく。 「村山談話をフシュウ?」、首相誤読 議事…

アメリカの新政権誕生に合わせて日本も新政権を

今回の記事については別に何か特ダネがあるわけではない(そもそも、本ブログの記事には特ダネなどほとんどないが)。しかしながら、表題に書いたことは、今の日本の政治を考える上で極めて重要な点だと言ってよいのではないかと私は考える。 なぜかと言えば…

目を覆うばかりの航空自衛隊の知的レベル

数日来問題になっている航空幕僚長の駄論文をめぐる話題の一つだが、まず朝日新聞の記事の引用から始めることにする。 前空幕長投稿の懸賞、空自78人も論文 総数の3分の1 2008年11月6日11時14分 航空自衛隊の田母神俊雄・前幕僚長(60)=3日付で定年…

或る政治家の死に寄せて、政治雑感

少し前のことになるが、共産党副委員長だった上田耕一郎氏が亡くなった。まず朝日新聞の訃報記事を掲げておく。 元共産党副委員長の上田耕一郎氏死去 2008年10月30日20時0分 ロッキード事件やリクルート事件、外交・防衛問題の追及などで活躍し、論客として…

今の政府に農政は任せられない

数日前に赤旗に出た記事だが、これは全国民が知るべき重大ニュースである。 「事故米 「極力主食用に」-農水省が通知していた-売却方法も定める-紙議員入手」 残留農薬やカビなどが混入した(輸入)汚染米転売問題で、農水省が「事故米穀」(汚染米)を「主…

次期米大統領はオバマで決まり――そして日本は自主独立の政治、独自外交を進めるべき

つい先日「当方は予想屋ではない」と書いたばかりなので、こういうことを書くのは明らかに矛盾しているが、まあ論理矛盾というような話ではないので、この程度は許すことにする。ともあれ、次期米大統領はオバマで決まりである。すべからくアメリカ人はオバ…

日本の外交の完全な失敗――アメリカ、北朝鮮のテロ支援国家指定を解除

既に日が経っているニュースだが、その重要性に鑑み、本ブログでも一言しておきたい。アメリカが北朝鮮に対して圧力をかけてくれることを期待して、つまり他力本願で、組み立てられていた日本の対北朝鮮外交が、完全に失敗したことを今回の出来事(指定解除…

あまりにもひどい麻生内閣の答弁

政治に少しでも真摯な関心を持っているつもりの人は、すべからく国会中継それ自体を見るべきである。メディアのニュースだけを見てわかったような気になることは全く間違いである。審議中継のノーカットのビデオを衆議院や参議院のWebサイト上で見ることがで…

アメリカの未曾有の金融危機を受けて、どうするべきか

例によって断り書きから始めるが、私は経済学部の範疇に入る学部を出はしたが、市場原理至上主義を掲げ思想的に偏向しているいわゆる近代経済学などは全く学ぶ気にならず、ひたすらそういう授業を避け続け、ほうほうの体で卒業した口である。よって、経済に…

東京における「比例区は社民党」の意義

言うまでもなく、本ブログは来たるべき総選挙での政権交代を心から熱望しており、当然ながら、民主党を始めとする野党に頑張ってもらいたいと思っている。そして実際、選挙区の選挙では、私自身はまず間違いなく民主党の候補に投票することとなるだろう。 但…

太田ボンクラ農水相の首すら切れない「放り出し男」福田無能首相

国民のためなど何も思わず、ただひたすら自民党の延命のみを考えて内閣を放り出した福田無能首相。その放り出しのツケがいろいろなところで回っていることは既に公知の事実である。例えば、拉致問題に関する北朝鮮との交渉でも、再調査のための委員会立ち上…

だからダメな自民党とその支持者――千葉1区の場合

そもそも本ブログは議員の世襲に断然反対の立場であり、そのような事態を即座に否定的に断罪する見方をしているが、そうでない見方の人にとっても、今の自民党のていたらくが相当程度、自民党の政治家の中に世襲議員が増えたことに由来しているという判断は…

民主党長妻議員の活躍に期待する

来たるべき総選挙の際に民主党はどのように自らをアピールするのが良いか。やはり、いくつか目玉が必要で、その1つはやはり厚生労働省関係、特に社会保険庁関係ではないだろうか。 先日の新聞記事で「厚生年金の支給額の算定基礎となる標準報酬月額の改竄」…

民主党と他の野党との共闘に期待する

本ブログでは何よりもまず政権交代の実現を期待しており、そして現状でそう言うことは実質的に、民主党支持を言っているのと同じことになる。この点はもちろん理解して言っているところである。だが、民主党以外の政党の政治家であっても評価に値する政治家…

何はともあれまずは政権交代が必要

福田首相の辞任以来政界談義がかまびすしくなっている。本ブログもその例外ではないが、ただ、本ブログ自体は、言っていることは以前から少しも変わっていない。言いたいことは、表題に書いたとおりである。 なぜこの自明なことを繰り返し言わなければならな…

安倍よりひどい福田の政権放り出し

ということを明らかにしているのが、今日の朝日新聞の1面から2面にかけて書かれている記事である。この種の解説・詳報記事としては珍しく、インターネット上でも見ることができる(リンクはこちら)。クリック数を稼ぐ狙いのためだろう、計5ページの記事…

自民党の起死回生策

自民党総裁選という名の猿芝居は、4匹で打ち止めかと思ったらまだまだ出てきて、枯木も山のにぎわいの観を呈しつつある。ただ、ケツの青い猿どもが出てきた関係でメス猿が舞台から落っこちそうだという話もあるようで、最終的な演者の人数(サル数)は未だ…

今の政治に何を求めるべきか

本ブログでは既に2度、総裁選報道の馬鹿騒ぎに対する警鐘を発してきた。案の定、メディアでは自民党総裁選の動向が詳しく報じられており、この傾向は総裁選終了まで続くだろう。メディアでは新しい話題が絶えず注入されることが不可欠であり、そのような話…

自民党総裁選の馬鹿騒ぎに冷水をぶっかけるにはどうしたら良いか

今のメディアの惨憺たる状況を思うなら、今後展開されるであろう自民党総裁選をめぐるメディアの馬鹿騒ぎに対して警戒するべきなのは当然であり、政府・与党を批判する者はゆめゆめ警戒を怠るべきでない。郵政民営化をめぐる茶番劇にメディアが乗っ取られた2…

総裁選報道で人気回復?――国民を愚弄するな

昨夜の突然の福田首相辞任会見から一夜が明けて、今朝のテレビ番組などでは自民党の政治家が口を揃えて「国民の前で政策を戦わせる総裁選をやらなければならない」と言う。言うまでもなくその心は、それによってメディアを総裁選が独占できれば、自民党の人…

自公政権、いよいよ断末魔の苦しみに入ったか――福田首相、突然の辞任表明

末期的と言うほかに適当な言葉が見当たらない。福田首相、突然の辞任表明である。朝日新聞の速報記事はこちら。 それにしても、安倍晋三といい福田康夫といい、つくづく情けない。責任の取り方というものを知らなさすぎる。世襲坊ちゃん議員ゆえの無責任さだ…

自民党の政治家よ、「事業仕分け」を今ごろやって喜ぶな

NPO「構想日本」が主体となって、文部省の政策について「事業仕分け」が昨日から行なわれている。昨日と今日の2日間で日程が終了するので、今日あたり、それに関する何かニュースが出てくるかもしれない。 「事業仕分け」とは、私の理解が間違っていなけれ…

「自民党最後の政権」福田政権の内閣改造をめぐって

昨日すなわち8月1日に福田政権が急遽内閣改造を行なった。といっても、そのニュースが新鮮に見えたのは閣僚名簿が発表されるまでであり、ふたを開けてみれば、「新学期の「席替え」程度」(保坂展人議員)という評価が相応な、つまり新味に乏しい内閣改造…

検証が必要――サミット関連の馬鹿げた警備でいくらかかったか

洞爺湖サミットが9日閉幕したそうだが、そこで何が話し合われ、何が話し合われなかったかといった内容については、他のメディアなりブログなりに任せたいと思う。どのみち大したことは語られていなかっただろう、というのが当方の見立てであるのだが。 それ…