麻生政権の支持率が最悪の森政権のを下回る勢い――国民による倒閣しかない


 どこまで麻生首相は身の程知らずで、どこまで厚顔無恥なのか。既に各種世論調査で支持率は下げ止まらず、10%前半にまで達しており、中には1ケタになったものもある(日本テレビ調査)。これらすべての世論調査が極めて正確だとまでは言わないが、どう見ても、支持率を不支持率が圧倒的に上回っていること、そして不支持率がどの調査でも過半数に達していること、これだけは確かだろう。要するに、やめろというのが国民の声なのである。しかし、麻生首相は自分こそが衆議院を解散する権限を持っていると思っており、どこまでも首相の座にしがみついている。


 であれば、である。ここまでひどい首相を辞めさせるには、国民が直接に声を上げるほかないのではないだろうか。例えば、国会議事堂周辺でデモをやり、しかも連日デモをやるのである。こういうデモは、道路の使用等々の問題があり、素人がおいそれと組織できるわけではないので、そういうことに慣れた組織が買って出てくれることを期待したいが、もしやってくれるなら、私も暇を見てぜひ参加したいものである。ここで重要なのは、連日やるというところであって、それを繰り返していくうちに参加人数が増えればしめたものである。


 或いは、誰か(望むらくは国会議員)が、その昔青島幸男参議院議員(当時)が金丸代議士(当時)の議員辞職を求めるはがき運動を呼びかけて38万通のはがきを集めたように、麻生政権辞職を求めるはがき運動でも始めてくれないだろうか。署名でもよいのだが、はがき運動は誰でも手軽にできるため、大いに効果があると思われる。


 まともな政治家(つまり、低能かつ無恥な麻生首相や、のんだくれの中川財務相のようでない政治家)はよく理解する必要があるが、今の不支持率の高さは、今般の不況にあえぐ国民の悲壮な叫びでもあるのである。こういうろくでもない政権が踏ん張っていては、政治はまともに動かない。今この時にこそ緊急に政治が動かなければならない、にもかかわらず、である。


 世論調査ではっきりしている国民の声を、さらにより一層具体的な形にして、麻生政権を倒閣に追い込む必要がある。これは日本の政治をより良くするために緊急に必要なことなのである。