今回の参議院選挙のもう1つの(隠れた)争点――共謀罪創設の是非


 民主党平岡秀夫衆議院議員がご自分のWebサイトで「参院選もう一つの争点」という題で書いておられる。詳しくは議員の文章をご覧いただくのが良いだろうが、全く以て、政府・与党が企てていることは、改憲準備を進め、でたらめな教育改革によって教育環境を悪化させ、天下りを事実上解禁し、社保庁の看板を付け替えて責任追及をより困難にし、かつ年金の流用を恒久化し、米軍への自衛隊の従属を強化し、といったことだけではなかった。日本を密告監視社会にしようという企ても、政府・与党は持っているのだった。


 今回の参議院選挙で野党に過半数を与えることがどれほど重要か。その重大性を改めて思わずにはいられない。


 それにつけても、議員の世襲は政治から駆逐されなければならない。


追記
 最近、朝日新聞夕刊の「素粒子」がなかなか良い。一つ引用すると

 あるのかないのか。憲法改正も消費増税も言わぬ首相。参院選をしのげば、叫び出すんだろうよ。

おお、これって、私がよく見る保坂展人議員のブログが書いていることと同じではないか。朝日にも社民党的な、と言って語弊があるなら、まっとうに権力批判的な人もいるんだな、と思う。この調子で頑張ってもらいたいものである。