自民党政権が好きな人も――少なくとも安倍は、辞めさせた方が良いのでは?

 昨日の記事の話題とした会期延長が正式に決まってしまった。党利党略、政治の私物化、全くひどい話である。しかも会期延長の狙いは、既に指摘したように、役にも立たない法律を成立させて、それを「実績」とやらとしてアピールすることなのだから、全くどうしようもない。


 と書いてからメディアの記事を見ると、いやはや、こんな記事が目に留まってしまった。
「みのもんたさん政府に来て」逆風の首相、ラジオ対談で

 「みのもんたさんが国民への発信力、コミュニケーションを生かし、1回政府に来ていただけるのが一番いい」。年金記録問題の逆風にさらされる安倍首相は22日、文化放送のラジオ番組収録で対談したタレントのみのもんたさんに「政権入り」を呼びかけた。


 発言は、首相肝いりの公務員制度改革で官民人事交流を促したいとの持論を説いたうえで飛び出した。みのさんが年金記録問題を説明する首相を「安心する」「ほっとした」としきりに持ち上げたため、すっかり気をよくしたようだ。

(強調は引用者)


 私自身はもともと、みのもんたなどが語る政治談議を良いと思ったことなど一度もないが、なぜか少し前までは、久米宏のいなくなったテレビメディア上で(周知のように、古舘の「報道ステーション」は全くだめなのであって)みのもんたの「朝ズバッ!」がその穴を埋めているかのごとき錯覚が、世の中にあったように見受けられた。しかし、もはやそのような幻想は完全に振り払うべき時であろう。みのもんたの悪業の数々についてはこういう専門サイトが教えてくれているので、詳しくはそちらに委ねるが、上記のアサヒ・コムの記事はダメ押しをしてくれたと言ってよい。安倍もみのも、今回の参議院選挙を機にメディア上からきれいさっぱり吹っ飛んでもらいたいものである。