奇怪な様相を呈しつつある「朝鮮総連中央本部土地・建物売却事件」

 表題に掲げた問題については、これまで見たところ、この記事が最も簡にして要を得ているようである。一言で言えば、緒方元公安調査庁長官側すなわち土地・建物の買い手の側がだまし、朝鮮総連及びその代理人たる土屋弁護士の側がだまされたという図式で話は描かれている。しかし、本当にこれだけなのだろうか。また、これまでの記事を見た限りでは、緒方元長官は一貫して自らの行為の適法性を主張しているようである。緒方氏の付き合いが悪いものであることは否定すべくもないようだが、今回の事件のような形で、自らが築いた社会的地位を一気に失うような挙を果たしてするかどうか、なお疑念はぬぐえない。今後もなお事態の推移を注視したいと思う。


 それにつけても、議員の世襲は政治から駆逐されなければならない。


追記
 この記事は本来7月1日の日付で書いたものだが、同日付のもう1つの記事に補足をする都合上、日にちをずらして掲載し直すこととした。